将来的にIT業界での管理職を目指すなら、若手SEの育成に携わることも一案です。IT業界の場合、熟練SEなら指導職やプロジェクト管理者などの業務も多く、年齢を重ねたエンジニアでも転職のチャンスは多々あります。そこで、ここでは若手SE育成のコツを簡潔に紹介します。しっかり知りたい場合は、もっと詳しくコツを紹介している【SE育成委員会】をチェックしてみてください。
新人など若手SEを独り立ちさせたい場合、心がけたい内容がいくつかあります。ただ、時間がない、育つ前に転職してしまうなど悩みも背中合わせにあるという声も少なくありません。
まずは、若手SEのタイプを見極めるところから始めましょう。プロセス重視のタイプや結果重視のタイプ、我が道を進むタイプ、誰かの影響を受けやすいタイプなどに細分化できます。好きな業務なら猪突猛進という人や、達成欲が強いという人などもいるでしょう。
タイプ分けが難しいところもありますが、例えば達成欲が強く、結果重視タイプであれば、困難な仕事を与えてモチベを引き出すなどの指導法を用います。第三者の影響を受けやすくかつプロセス重視派の人ならば、仲間と協働させることでぐんぐん伸びていきます。他者を意識する競争型タイプであればライバルを意識させることも一案です。このタイプは相対評価がモチベーションとなるので、「〇〇より秀でている」などと声がけすることもよいでしょう。
ただし、指導の立場にある人は、ハラスメントと捉えられないような声がけも必要です。若手に対しても丁寧に接するように心がけ、コミュニケーションを円滑にすることで信頼関係を構築できるでしょう。